VIX投信のペアトレードは実にエレガントな投資手法 追記訂正あり

VIX指数(恐怖指数)
これが何か分からないまでも18年2月にニュースになったので小耳に挟んだことがある方は多いはずです。

これは米国株のSP500オプションから算出される指数で主に株式の暴落時に急騰することが知られています。


このVIX指数には先物が存在し、期近と期先の関係は平時はコンタンゴになっています。


〇コンタンゴとは(=順ザヤ)
 先物には限月とよばれる満期日が複数存在し、同じ商品でも満期が近いものと遠いものでプライスが異なります。

 期近(満期近い)と期先(満期遠い)を比べて期先のほうがプライスが高い状態をコンタンゴと呼ばれます。
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 原油・ゴム・穀物など貯蔵するのに大掛かりな設備が必要なものは基本的にコンタンゴとなります。


〇バックワーデーション(逆ザヤ)
需給がひっ迫するととにかく早く欲しい筋が期近を買い漁るため、プライスが逆転することがあります。これをバックワーデーション(=逆ザヤ)といいます。
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〇注目するはVIX短期先物指数ETN

 VIX先物は平時はコンタンゴになっています。
これはもっともなことで「明日SP500が暴落する可能性よりも明後日暴落する可能性のほうが確か」なわけですから、期先のほうが高値が付くのも最もなことです。

 これを有効期間1か月のVIX先物のETN(ETFみたいなもん)として組成されたのが米国市場に上場されているVIX短期先物指数ETN(ティッカーシンボルVXX)です。

 それでここがミソなんですが、このETNはVIX先物の期近を売って→期先を買うというオペレーションを間断なく行っています。

 つまり安値で売って高値で買いなおすというオペレーションですから平時は必ず減価するオペレーションなんですよ。

 このETNを空売りします。

〇ペアにするのはVIX中期ETN
 VXXの空売りを仕掛けていると、18年2月のVIXショックのような時に丸焼きにされます。
 それを回避するためにBarclays Bank iPath S&P 500 VIX Mid Term Futures(ティッカーシンボルVXZ)を買ってVIXの急な上昇に対するヘッジとします。

日足チャート 黒がVXX(右軸) オレンジがVXZ(左軸)18年7月4日の記事用.png
値差が縮小しているとグラフ上は表示しているけど実際にはVXXの方が高値なので注意!


チャートが示す通りこのところの株式市場の不穏さを受けてVXXとVXZの値差はバックワーデーション。
(訂正:VXXとVXZのプライスが逆転しているからといってVIX先物がバックワーデーションというわけでもない)
この機に乗じてVXX売りとVXZ買いのペアトレードを仕掛けたら面白いのではないかという考えです。

この手法は私のオリジナルでは無くて
で紹介されてたもので、昨年秋ころから気にはなっていたのですが、時期が悪いので見送っていたら案の定2月にVIXショックでした。

元記事はコンタンゴで始める前提みたいですがバックワーデーション期の今ならどうなんだろうと考察を進めます。


リンク先の元記事はSAXOで実行されていましたが、現在SAXOはVXX,VXZの売り建てができないような感じ?
SAXOに問い合わせメールを送っていますがまだ返信がありません。

となるとIB証券の海外口座を用いるしかないのですが敷居が高い!


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