シルバーについて真面目に語る。


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こいつはシルバータビー
猫との生活はプライスレスだろうなー




 さてシルバー投資の背景を書いておきましょう。

 時間のある人はトムソンロイターのシルバーサーヴェイのレポートが田中貴金属のサイトにアップロードされているので読むと良いでしょう。

 私は数年前にもこれを読んだことがあるのですがその時よりも銀の需給はタイトになってきている様子です。これは大変意外に感じました。

 シルバーの用途としては
(1)工業用途
(2)宝飾品
(3)コインおよび銀地金などの投資需要

 で工業用途が一番大きく(2)と(3)の需要を足してもまだ(1)に及ばない位です。

 シルバーサーヴェイによると工業用途の中でも電気・電子、次いで太陽電池、さらに次いでハンダやろう材となるようです。


 またこれはシルバーサーヴェイは言及していないのですが、シルバーは「消費」される貴金属であるためゴールドのように今まで掘り出した全量が地上在庫として残っているわけではありません。 リサイクルが無いわけではないのですが全量リサイクルするほどには高くはないというところでしょうか。


 シルバーの価格はゴールド価格と相関が強いことが知られています。


  黒がゴールド/ドル、オレンジがシルバー/ドル ともに週足チャート

18年4月11日の記事用1.png

 こうして見るとシルバーはおおむねゴールドをレバレッジした形で相関しているように見えます。ただしその相関が2017年以降弱くなっていて金と銀のプライスの差は開いてきています。


 金の価格を銀の価格で割ったものを金銀比価(GSR)といいますが現在の水準は約80。


 2000年以降GSRは80を超えると金の下落か銀の上昇によって水準が訂正されてきたと池水雄一氏が度々ツイッターで発言して注意を喚起しています。


 商品先物各社のサイトによるとCFTCの大口投機玉の「買いー売り」は3/20以降マイナスとなる所謂「売り越し」の状態が続いているようです。

北辰物産

第一商品

 当業者のヘッジ(銀鉱山が生産した銀の値段を確定するために先物を売る)と異なり、ファンドの投機玉なのでこれは必ず反対売買にて決済されます。

 またファンドは高いレバレッジをかけている(最大で約22倍)と思われその場合銀価格が4%逆行しただけで売りを解消するための反対売買をせざるを得なくなります。

 現在の世界の不穏な状況やチャートの形からみてGSRの訂正は金の下落より銀の上昇によっておこる可能性のほうが大きいように思えます。

 そのキッカケは金の上昇による銀の連れ高なのではないかと私は考えています。

そしてゴールドは今再び1350ドル/オンスを超えてきました。1350ドル台の維持に成功してチャートを上に切れば、その後シルバーはゴールドをレバレッジしたような急上昇をすると見ています。




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