貨幣の価値・ゴールドの価値

貨幣の価値について疑問に思ったことはありませんか?
1万円札なんて原価は40円位らしいですから250倍の価値で流通してますけど・・・・

これが1971年8月14日までは
「ゴールドと交換できるから価値がある」
とわかりやすかったんです。

 貨幣が流通する前段階で誰もが等しく価値を認める「一般的等価物」が流通するといいます。
それがこの世界の場合ゴールドでした。なぜかはよくわかりません。
 DNAに刻み付けられているなどと薄気味の悪いことをいう人もいますが、考察してみますと

考察その1:産出量の多少はあれど世界のどこでも産出した。
考察その2:自然金(砂金など)として製錬なしで採集できた。
考察その3:腐食しない。いつまでもピカピカ

 あたりが理由なんでないかなと思います。
確認される限り紀元前6世紀からゴールドは珍重されてきた歴史があるそうで、今後核種変換による錬金術や、海水中の金を採算ベースで採集する画期的な方法が発見されない限り無価値にはならないでしょう。

 そもそも銀行券の始まりは貸金庫にゴールドを預けた”証文”を受け渡すことで金を用いた決済の代わりにしたところから始まっています。

 第二次世界大戦で本土が戦火にさらされなかった米国は世界の7割のゴールドを保有していた時期があり、これを背景に35米ドル=金1オンス(約31g)の交換比率を定め、ドルと世界各国の通貨の交換レートを固定しました。 これを定めた会議の場所をとってブレトンウッズ体制といいます。

 その後、欧州の復興に伴う「ゴールドの買い戻し」や反共軍事支援などで米国内のゴールドは減少を始めます。
しまいにはベトナム戦争の長期化に伴い、米国内の保有量では戦費を賄えなくなり、ニクソン大統領が1971年8月15日に米ドルのゴールド兌換を停止しました。(ニクソンショック)
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 これ以降は貨幣の価値はゴールドの裏付けを持たなくなり、その気になれば無限に発行できる存在へと変わったのです。(不換貨幣とかフィアットマネーとかいいます。)

 以降、貨幣の価値はゴールドに対して薄められて2016年2月20日現在で1220ドル=金1オンスの比率で取引されています。

 ではこのゴールド。何故価値があるのでしょうか?

〇希少性?
 希少性で言えばプラチナやパラジウムは金の1/20位しか取れないのにゴールドより大分安いですよ。
〇有用性?
 プラチナはディーゼルエンジン、パラジウムはガソリンエンジンの排気ガス浄化に必要不可欠ですが、ゴールドの用途は装飾品、いわば不要不急の用途ですよ。

以前読んだ池水雄一氏のインタビューにその核心をつく内容があったので引用します。

~産業用に使えるわけでもない、食べる事だってできないゴールドなのに、みんな価値があると信じているからこそ価値があるという、いわば共同幻想によって価値が担保されている稀な貴金属~(引用ここまで)

 こういうもの身近にありますね。お財布の中に入っていてみんなが価値があるから価値があるヤツ・・・つまり貨幣です。

 つまりゴールドの正体は

「外国為替(みたいなもの)なんだよーー!!!」

「ナンダッテー!!!!」



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